部署異動により社内の不倫関係を解消した事例
事案の概要
会社の部下と不倫関係になってしまった男性が、交際解消を希望してご相談にいらっしゃいまし。
お客様は既婚者で、不倫相手の女性は独身でした。すでに、妻には不倫をしていたことが発覚しており、妻もお客様と不倫相手との交際解消を希望していました。
他方で、会社には、不倫関係が発覚していない状況でしたが、不倫相手に対して不倫関係を解消したい旨告げたところ、会社に対してお客様からセクハラを受けていた旨報告すると言われ、困って、ご相談にいらっしゃいました。
結論
その後、実際に、不倫相手から会社に対して報告がなされ、お客様も会社から事情聴取をうけることになりました。その段階で、当事務所が介入し、お客様から会社に対しては弁護士を入れたので今後直接の接触はしない旨説明してもらい、お客様の認識も伝えてもらいました。結果、セクハラがあった旨の認定はなされず、ただ、接触はしない方が良いということで、お客様も不倫相手も、部署異動をすることとなりました。以後、お客様と不倫相手とは接触することはなくなり、解決しました。
本件のように、不倫相手が部下など社内の方だった場合、突然不倫相手からセクハラだった旨主張され始め、会社を巻き込んだ騒ぎになってしまうことがあります。
男性側は、会社に報告する旨言われただけでも大変怖いため、不倫関係解消を諦め、ずるずると不倫関係が継続してしまうことも多いです。お気持ちはよくわかるのですが、これでは何の解決にもならず、お互いにとってメリットもありません。
仮に会社に対して報告される可能性が出てきてしまったときには、それにより、不倫関係解消をあきらめるのではなく、本件のように早めに専門家に相談し、会社に対する対応を検討することをお勧めします。当事務所では、それまでの経緯、証拠状況などから、会社に対してどのように説明すればよいかアドバイスをいたします。
通常の会社は、不倫相手からセクハラであった旨の報告があったとしても、不倫相手だけの言い分で判断をしたりはしません。他方の男性側からも言い分を聞いたうえで、対処を決めます。
また、社内で不倫関係になってしまった場合、仕事上の接触が続く限り、なかなか不倫関係の解消が難しいという側面があります。そのため、本当に関係を解消したい場合は、最終的に会社に相談して部署異動等を御願いせざるを得ないというのも事実です。
以上の次第ですので、不倫相手から会社に報告する旨伝えられたとしても慌てず、ご自身の会社への対応を確認することが重要です。
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