妻からの慰謝料請求により解決した事例
事案の概要
夫の不倫相手から嫌がらせを受けて困っている夫の妻からご相談を受けました。
お客様は夫の様子に不信感を抱き、調査会社に依頼したところ、夫が不倫をしていることが分かり、夫と話し合いをした結果、夫は不倫相手と別れたいと考えているが、別れ話をすると不倫相手が怒りだしたり、会社に言う、死ぬなどと言い出したりするので、仕方なく付き合っていると説明したそうです。
お客様としても、大事にしたくないという思いがあり、悩んでいたところ、日に何度も無言電話がかかってくるなど不審な出来事が続くようになりました。お客様は、不倫相手からの嫌がらせがエスカレートして、家族にまで及び始めているのではと感じて、不安になり、ご相談にいらっしゃいました。
結論
最終的に、本件では、妻から不貞相手に対して慰謝料請求訴訟を提起し、不貞相手からの夫や家族に対する接触を断つことができました。
お客様のお話を伺うと、お客様の周囲で起こっている不審な出来事は、不貞相手によるものである可能性が高いと思われました。
さらに夫が別れ話をしようとすると、家族に対する嫌がらせがエスカレートする傾向にありました。
そのため、本件では、夫も別の代理人をつけて別れ話は継続してもらいつつ、当事務所が妻の代理人として、まずは夫や家族に接触しないようにという警告などを行うことにしました。
しかしそれでも、夫との交際解消には応じず、嫌がらせも継続するという事態になりましたので、早期に妻から不貞相手に対して慰謝料請求訴訟を提起することになりました。
不貞相手に訴状が届いて以降、妻や子供に対する嫌がらせ行為はなくなり、夫との交際解消にも応じました。さらに、裁判では、不貞相手から妻に対する嫌がらせも認定され、不貞相手に対する慰謝料請求も認容されました。不貞相手は認容された金額も支払ってきました。
残念ながら、本件のように別れ話がこじれて、家族にまで嫌がらせ行為がなされるケースもあります。こういった場合、エスカレートし始めると止まらない傾向にあります。やっている本人も、徐々に自分が異常なことをしている認識を失っていくものと思われます。
そのため、このようなケースでは、刑事事件となる場合もありますし、早期に警察への相談や裁判手続きをとり、目を覚ましてもらうことを検討するべきであり、大事になることを恐れて、後手に回ると被害が拡大しかねません。ご自身での判断は難しいと思いますので、一度、専門家にご相談ください。
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