性交を伴わない関係でも不法行為が成立した裁判例

　東京地裁平成23年4月26日は、性交を伴わない関係でも、不法行為を認めた裁判例です。

　性交を伴う不貞関係ではんかったものの、
・胸や陰部などを触るような性的行為を行う
・２人でホテルに行って一緒に風呂に入り、被告においてＡの頭や身体を洗うなどして過ごす
　といった行為があった事例で、裁判所は、それだけで法的に保護されるべき婚姻生活の平穏を害するものと判断して、慰謝料100万円を認めました。