お困りの種類

不倫相手が別れてくれない

目次

1. お困りの状況

不倫相手に別れを切り出したところ、以下のような状況となり、お困りではないでしょうか。

  • 別れ話になると逆上し、激しく叱責するなど攻撃的な態度で応酬してくる。
  • 電話やLINEが不倫相手から頻繁に届き、それを無視していると内容が脅迫的な文言になってくる。
  • 不倫相手が話す内容や、LINEで送られてくるメッセージの内容が支離滅裂でどう対応してよいかわからない。
  • 不倫相手の要求通り、謝罪をするなどしても納得してもらえず、同じような内容の連絡が繰り返し、送られてくる。
  • 「自殺する」と言い出して、実際に自殺を図ろうとする。
  • 別れるなら「慰謝料を支払え」など、金銭的な要求をしてくる。
  • 妻と離婚して自分との結婚を迫るなど、無理難題を要求される。
  • つきまとわれ、自宅や勤務先に現れる。

このような状態になってしまっても、弁護士に何と相談してよいかわからない、こんな相談に乗ってくれるのかというご不安から、ご相談を躊躇されている方も多いと思います。確かに、不倫相手との交際解消のお手伝いを業務として取り扱っている法律事務所は多くはありません。
しかし、当事務所では、このような状態になってしまい、別れることができず困っている、というご相談をよくお受けしております。基本的には弁護士が間に入らせていただき、不倫相手からお客様に直接連絡が入らないようにして、交際解消のお話し合いを進めることになります。
本ページではご自身による対応のリスクや、弁護士に依頼いただくことのメリットなどをご説明したいと思います。

2. ご自身で対応を続けるリスク

不倫相手と別れたいと思われた時には、お客様ご自身から別れたいことを不倫相手にしっかりと告げていただくことは重要です。そして、ご本人同士で解決できるのであればそれに越したことはありません。
しかし、ご自身で交際を解消したいという意思は伝えてみたものの、不倫相手に納得してもらえず、1に記載したような状態になってしまったときにも、無理やりご自身での対応を続けようとしたり、不倫相手に納得してもらえないからという理由で交際解消をあきらめ、仕方なく不倫関係を続けていても、問題を先延ばししたに過ぎず、何の解決にもなりません。
残念ながらここまでの状態になってしまった場合、不倫相手が諦めたり、交際関係が自然消滅するなどして、「交際解消」という結果を得られることはありません。
むしろ、この状態が長く続けば続くほど、交際解消は困難になり、いざ改めて交際を解消しようとするときに不倫相手により深い傷を負わせることにもなります。
そのため、1のような状態になった後も、長くご自身で対応してしまったり、なし崩し的に不倫関係を続けてしまったりすることは、お客様にとっても不倫相手にとってもいいことはなく、大変なリスクを抱えることになってしまいます。

3. ご本人同士のやり取りが混乱する理由

不倫相手とお客様との対応を続けていると、なぜ1のような状況に陥ってしまうのでしょうか。
これまでの経験上、やり取りがかみ合わなくなってしまったり、気持ちが行違ってしまう大きな理由の一つに、客観性や冷静さに欠けるやり取りが続くということがあるように思います。
当事者同士のやり取りですので致し方ない面はあります。人間誰しも自分のことになると冷静さや客観性は見失ってしまいがちです。
弁護士が介入し、不倫相手の方からもお話をお伺いし、双方のお話を整理し始めると、お互いに「そんなつもりはなかった」という話が出てくるケースが非常に多いです。「そんなつもりはなかった」の積み重ねが、混乱を招き、話し合いの方向性が見えなくなり、いたずらに時間だけが過ぎてしまっていたという案件は非常に多いです。
このような事態は、お客様にとっても不倫相手にとってもよいことはありません。

4. 弁護士による介入のメリット

1のような状態になってしまった場合は、早期に経験のある弁護士に相談することをお勧めします。
当事務所ではご依頼をお受けした場合、基本的には、まず介入し、不倫相手からの連絡窓口を当方として、お客様に直接連絡が入らない環境を作りつつ、交際解消の交渉を進めます。状況によっては、すぐに法的措置をとることをご提案する場合もありますが、この種の案件では、多くのお客様が円満な解決を希望されますし、当方としても事を大きくすることは望ましくないと考えておりますので、できる限り、不倫相手の話を聞きつつ、お話を整理しながら、話し合いでの解決を模索いたします。
この方法によるメリットは、まず、弁護士が介入することで、当事者だけで話合いを続けているより、客観的な視点が生まれ、冷静になることができます。
また、専門家の視点から不倫相手の行動を確認し、違法な行為になりうるものであれば、その旨指摘し、さらに今後違法な行為に出ないように、警告や牽制を行うこともできます。法的観点からの指摘は専門家によるものであることで、説得力が増すという面があり、実際に、不倫相手の方も弁護士から言われることで、正確に自身の行っている行為の危険度などを把握して思いとどまるということもあります。
加えて、1のような事態になっていると、一番精神的に負担になるのは、お客様ご自身で不倫相手との接触を続けることにあると思います。ご依頼いただいた場合、不倫相手からの連絡窓口自体を当方に指定させていただきますので、不倫相手と直接やり取りをせずに済み、精神的な余裕も回復することができます。
不倫相手との別れられず、お困りの場合は、一度ご相談ください。